「嫌いだな」と思ったことを、今後好きになることって「絶対ない!」と思いますよね。
好きなことなら一生懸命頑張れるけど、嫌いなことは全く興味もないし、頑張れないという考え方はごくごく当たり前です。
でも、残念ながら仕事では、嫌いなことでも頑張らなくてはいけない場面が結構多いもの。どうせやるなら嫌いなことを好きなことに変えてみませんか?それだけで作業効率がアップするなど、取り組む姿勢が変わるものです。今日は、嫌いなことを好きなことに変えるために必要なことをお伝えします。
好きなことと嫌いなこと。あなたは自分自身でハッキリと区別できますか?
嫌いという意識はないけれど何となく気がすすまない場合、それは嫌いなことなのだと自覚してみましょう。実は、好きなことと嫌いなことをしっかり区別することで、格段に日々の生活のやる気は向上すると言われています。もともと私たちは、好きなことに対しては積極的に取り組む一方、嫌いなことに対しては消極的になるもの。しかし、好きなことと嫌いなことの違いは、自分の意思で決めたことでしょうか?ちょっと嫌な出来事に対して、「嫌いだ」と勘違いしているだけではないですか?嫌いなことに対する視点を少しだけ変えるだけで、苦手なことも実はそうでもない、と思えることが多いもの。何が好きで何が嫌いなのかをまずは受け止め、嫌いだと思うことに対して視点を変えて「嫌いではなかった」と自分の意思で決めてみましょう。
嫌いなことについての情報量を増やすと、思わぬ発見ができます。嫌いだという自分の中の先入観や価値観ではなく、全く違った情報をどんどん増やしていくと、情報が少なすぎたために苦手意識だけが残っていた、ということはよくあることです。偏った知識や考え方は、物事の本質を見失ってしまいがちです。嫌いだなと思うことについては、意識して多くの情報を得るように心がけましょう。
嫌いだなと思うことは、取り組むこと自体が憂鬱になりがちです。しかし、敢えて嫌いなことに対しては、取り組むことに喜びを感じるような演出を意識してみましょう!人は好きだと思うことと、嫌いだなと思うことを、本能で感じているものです。苦痛を感じることに対しては嫌いと思い、快楽を感じることには好きという感情を抱くのです。それは実体験だけじゃなく、頭の中での「思い込み」で好き嫌いを感じている場合もあるのです。だからこそ、「嫌いだ」「苦手だ」と思うことに取り組む際は、快楽を感じる要素をプラスしてみるのです。苦手な作業をひとつこなすたびに、「なんて自分は凄いのだろう!」と褒めてみましょう。ちょっと大げさなくらい喜びを表現することで、私たちの思考は快楽を感じとり、好きなことに変わるきっかけになるのです。
好きなこと、嫌いなことと思う感情は、これまでの人生の記憶に基づいてインプットされているものと言われています。そのため、同じような場面に遭遇した際に、ネガティブな思考を思い出してしまうのです。この過去の記憶や、嫌いだと解釈してしまう思考を断ち切ることが大切です。これまでの物事に対する姿勢を振り返り、嫌いと思う感情や価値観を整理してみましょう。そして、新たに自分なりの価値観を設定してみるのです。そうすれば、自分の意思をコントロールできるようになり、嫌いなことを克服することに繋がります。
さまざまなことを実践しても、やっぱり嫌いなものは嫌いだ、と感じる人もいると思います。そんな時は、自分が発する「言葉」を見直してみましょう。ポジティブな言葉をどんな時も発するようにするのです。言葉は「言霊」と呼ばれ、発した感情がやがて自分のところに戻ってくるのです。ネガティブな言葉は不幸を呼び、ポジティブな言葉は幸運を運ぶのです。自分の幸せを思って常にポジティブな言葉を発すると、嫌いなことも、嫌いと言葉で表現しなくなりますよね。発する言葉をポジティブに変えると、思考は自然とプラスの方向へ変わるはずです。
嫌いなことを好きなことに変えるために必要なことは、嫌いなことをまずはしっかりと認識するところから始まります。自身が嫌いと思う思考の整理、嫌いと思うことをあえて楽しいと感じるような行動を起こすことで、好きなことへと変えられるようになります。騙されたと思って実践してみてください!嫌いなことが少しずつ減っていくはずです。嫌いなことを減らして好きなことに囲まれた、充実した毎日を過ごしちゃいましょう。