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「老後破産」を防ぐために今からやっておくべきこと

老夫婦

誰もがいつか訪れる老後には、どんな生活が待っているのだろうと想像してみたことはありますか?景気が上向きになってきていると言われているものの、決して豊かと感じられない人も多い現代。「老後破産」という言葉をよく耳にするようになりました。
「老後破産」とは、年老いて働けなくなった高齢者が、自分の貯蓄や年金では生活できなくなり破産状態に陥ってしまうこと。現在40代の人達が老後を迎えた時、老後破産が増えるおそれがあると言われています。今回は、自分が老後破産にならないために、今からできることをご紹介していきます。

老後のために貯蓄しておく

老後破産に陥らない簡単な方法は、老後のために少しでも多く貯蓄しておくこと。毎月の収入の一部を、老後のために貯蓄しておきましょう。とてもシンプルな方法のはずですが、この方法が難しい方が圧倒的に多いかもしれません。子どもの教育費や住宅ローンの支払いなどさまざまな支出が家計を圧迫する中、老後の貯蓄に回す金銭的な余裕がないのが現実かもしれません。しかし、老後は予想よりも多額の費用が発生します。日々の生活費だけでなく、病気になったときの治療費や介護施設の費用が必要になるかもしれません。それでも、定期的に支出を見直し、可能な限り貯蓄しておく意識が必要です。一度にまとまった額の貯蓄は無理でも、毎月数千円単位でも貯蓄する習慣を身につけておきましょう。

定年退職後の収入源を確保する

貯蓄以外にも、老後破産を防ぐ方法はたくさんあります。そのひとつとして、会社を定年退職したあとも、定期的な収入源を確保することです。少子高齢化が叫ばれ年金の支給額が減らされる中、年金による収入だけで暮らすことは難しい時代へ突入する可能性が高いと言えます。年金や貯蓄を切り崩す以外にも、わずかでも別の収入源があれば生活に余裕を持たせること可能です。例えば、投資や土地活用などへの投資は、上手くいけば定期的な収入源になりえます。さらに、シニア世代でも働けるシルバー雇用を設けている場は沢山あります。可能な限り働き、貯蓄を増やすことも有効だと言えるでしょう。

退職前に住宅ローンの繰り上げ返済をしておく!

働きざかりに購入した我が家。住宅ローンを組んで購入した方もが多いと思います。ですが、その支払いは何歳まで続きますか?普通、住宅ローンは数十年単位でローンを組みます。住宅ローンを終えるのが60代後半という方も少なくないのではないでしょうか。
住宅ローンは可能なら退職前に完済できるよう、払えるときに繰り上げ返済しておきましょう。また、一度に多額の返済はできないという方は、退職金で全額返済できるよう、少額の繰り上げ返済で調整しましょう。少しでも早く完済できるよう、計画を定期的に見直していけば、退職後にも住宅ローンを支払わなくてはいけないという事態にならず、安心できるでしょう。

少しずつスリムな生活習慣に変える

働きざかりは収入もそれなりに多いので、意識せずとも多少の無駄使いをしがちです。この収支の金銭感覚を、定年退職後も継続してしまうと大変なことに。
年金や貯金でそのままの生活習慣を続けていては、あっという間に生活が破綻してしまいます。急に質素な生活になるとストレスが貯まるため、今のうちに少しずつ生活を変えていけば無理がありません。例えば、車を4、5年で買い換えていたという場合は、最低でも10年は大切に乗ろうという意識が必要です。ちょっとした支出を見直すだけでも、ぐっと生活はスリムになるはずです。

子どもの自立と生活費の節約のために同居も考える!

苦労して育てた子どもは、いずれ社会人へと成長していきます。核家族化が進行した現代では、就職や結婚で自立すれば家庭を離れていくことが珍しくありません。ですが、物価は上昇し収入も低下している不景気です。ここはあえて、将来的に子どもの家族と、お互いの生活費節約のために同居を考えてみるのもひとつの方法かもしれません。

【まとめ】

これから老後を迎える私たちにとって、「老後破産」はどうやら人ごとではないようです。老後のことまで考えられない、とは言っていられません。老後破産に陥らないためにも、今からできることを少しずつ実行していきましょう。働き盛りで頑張っている今だからこそ、老後のことを考える必要があるのかもしれません。ほんの少しの貯蓄、老後の収入源、子どもとの関係など、人によっては課題があるかもしれません。心豊かな老後を迎えることができるように、できることから始めていきましょう!

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