よく「ネットワークビジネス」と「ねずみ講」が比較に出され、違法といわれることがあります。しかし、「ねずみ講」は無限連鎖講といわれ違法ですが、「ネットワークビジネス」はMLM(マルチレベルマーケティング)といわれ合法です。「ネットワークビジネス」は扱う商品があるのに対して「ねずみ講」は金銭のやりとりを行っている点、そして「ねずみ講」はピラミッド型のトップが無限に収益を得られる仕組みになっているのに対して、「ネットワークビジネス」はある程度の範囲までに収益モデルが決まっているため、後から参入してきたメンバーでも初期メンバーを追い抜ける可能性があるところが大きく違います。
また、ネットワークビジネスが「ねずみ講」と同等の扱いを受けてしまう理由の一つに勧誘方法があります。「特定商取引に関する法律」では勧誘活動を行う場合は事前に勧誘活動を行う旨と会社情報、商品情報の記載されているのですが、このルールを無視して勧誘を受けた方がいるという情報が広まり良い印象をもっていない人がいると考えられます。口コミで広がっていくネットワークビジネスですので意識レベルを統一させるのが難しい業界かと思いますが、ルールはきちんと守っていきたいですね。
日本のネットワークビジネスでの売上高は、トップ数社で売上高が約2,000億規模の売り上げがあり、大きな市場になっていることは間違いありません。ただ世界から見ると日本市場は世界売り上げの約6.3%しかなくまだまだこれから伸びる要素は大きい業界といえるでしょう。また、トップ3社の商材は化粧品・健康食品などが主力となっており日々、扱っている日用品からサプリメントなどの補助食品、コーヒーなどの嗜好品など、商品の種類は多岐にわたります。ネットワークビジネスの収益モデルとしては上記の商品は広告費を乗せていない金額となっています。(その代わり会員メンバーに還元する費用を乗せた価格となっている)その商品を紹介した人、自分の紹介を元に会員になったメンバーがさらに紹介した人が購入すると商品の購入量に見合った還元費用がその人に入るという仕組みになっています。しかし加入する人もいれば辞める人がいる以上、新規開拓が常に必要となるため頑張り続けられる人が向いているといえるでしょう。
まず、デメリットとしてはビジネスモデルが口コミで売り上げを増やしていくスタイルのため、友人を誘ったら友達が減ってしまうのではないか?また、ネットワークビジネスを行っているメンバーが増えたために強引な営業スタイルを行ってしまったために「ネットワークビジネス」イコール詐欺と誤った認識をもってしまった人がいるためネットワークビジネスという言葉にマイナスなイメージをもってしまっている点が挙げられます。実際にネットワークビジネスを始めたが上記の理由が元で辞めてしまった人もいるのではないでしょうか?逆にメリットですが、自分でオーナーという立場になって事業を行なえるので、経営知識やビジネスの流れを学べます。会社員では学べない領域なので経験値としては大きいと考えられます。そして自分自身がピラミッド型のトップに上がれば、不労所得が発生します。ピラミッドの大きさが大きくなればなるほど収入を得られるだけではなく、自分自身は紹介を行わずにメンバーのモチベーション管理や指導に集中できます。
オーナーとして一緒の目標に対してチームを組んで切磋琢磨して達成するという体験は貴重な体験です。同じ苦難を乗り越えた仲間に囲まれ一緒に頑張る関係は、かけがえのない財産になっているでしょう。業界として賛否両論はありますがルールをきちんと守れば合法なビジネスです。また、自分自身の頑張り次第で大きな経験と収入を得られる可能性を秘めている業界ですので自分の力を試したい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。