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小さな土地のスペースで不労所得を得る方法

自動販売機

コツコツ働いていれば、必ず報われる…これが真実なら、世界は今よりずっと平和なのではないでしょうか。特に現代は終身雇用制度もほぼ怪しくなり、同時に年金もまたどの程度当てにしてよいのか分からない…。そんな時代を生き抜くには『今あるものをフル活用して収入に変える』知恵が必要です。手持ちのカードとして数えられるものは、特技や技術などの無形資産の他、不動産などの有形資産があります。ここでは特に土地の空きスペースの有効活用法について解説いたします。

最も小さなスペースで稼げるのが自動販売機

日本中のいたるところで見られる自動販売機。例えば、持ち家の人ならば自宅の敷地内に自動販売機を設置する事で副収入を得られます。とはいえ、自動販売機で副収入を得るのに大切なのは立地。自宅が住宅地や路地など、人通りの少ない場所では大きな売り上げは見込めません。しかし住宅地内でも近くに人が集まる場所があるとなると話は別です。まず、団地にほぼ必ずあるのが公園や公民館、あるいはバス停。こういった人の集まる場所でしたら、遊びに来た人がついでに飲み物を買う確率は非常に高いと言えます。また、駅の近くや書店、DVDなどのレンタル店の近くでも同様です。
今、持ち家の人ならば現在の立地条件をよく考えて自動販売機の設置を検討しましょう。
また今後持ち家を買う予定の方は、あらかじめ土地活用による副収入を考えて選ぶと良いでしょう。

自動販売機設置には2種類ある

私たちの生活にあまりにも身近な自動販売機ですが、この設置方法には2つの種類がある事はあまり知られていません。メーカーに土地だけを貸すセミオペレーションシステムと、全て自分で管理するフルオペレーションシステムです。ここでは、この2つのメリット・デメリットについて考えてみましょう。

セミオペレーションシステム

土地のみを業者に貸し出しするシステム。電気代は自腹ですが、あとは商品の選別から補充、ゴミの管理まで全て業者にお任せで済みます。電気代は季節により変動しますが、一台に付き1,000円~3,000円程度が相場のようです。土地の所有者の利益は売上の20%前後。150円のペットボトルが一本売れると30円の利益です。月の電気代が2000円だった場合は、50本程度売れるとそこからが土地の所有者の利益となるという計算です。毎月の収入としては決して多くは見込めませんが、管理の手間がない事を考えると非常に理想的な不労所得の方法だと言えるでしょう。

フルオペレーションタイプ

自動販売機本体の購入から、設置工事費用・商品の選別・補充・ごみの管理まで全て一括で行うタイプ。初期費用が非常にかかる上、全てが自己管理なためメンテナンスの時間と商品の選別センスなどが問われタイプです。しかし、一本当たりの売上単価は増加します。業務用スーパーなどで箱売りの缶コーヒーやペットボトルを1本あたり100円で購入し、150円で売れば1本辺りの利益は50円。もっと安い仕入れルートを確保すればさらに利益は上がります。最も安いからと言ってあまり知られていないメーカーの商品を入れると売れ行きが悪くなるのが難点と言えるでしょう。

フルオペレーションシステムで利益を出す方法には2つあります。テレビCMや新聞の経済欄を毎日チェックして話題の新商品を見逃さずに仕入れる方法。自動販売機にはコンビニのように『最新の商品』が求められる傾向があります。そのため、特にテレビCMが頻繁に流れている大手メーカーの新商品はよく売れる傾向にあります。

もう1つは、マイナーなメーカーの商品を格安で購入し、ペットボトル1本を100円程で販売する方法。『あそこの自動販売機は安い』というウワサは自然に広がるものです。
どちらの方法を取るにしても、何かしらの宣伝は必要です。セミオペレーションシステムでは、新商品用のポップもメーカーが用意してくれますがフルオペレーションシステムではそういったものも自分で用意する必要があります。安く売るのでしたら、パソコンで『ペットボトル1本100円』などのポップを作ります。雨風で破れたりしないようにパウチ(薄い透明プラスチックで紙をコーティングする方法)して自動販売機の目立つところに貼り付けます。(パウチ本体は5000円前後。また、単にビニールで覆って張ってもかまわないでしょう。)新商品の場合は、商品写真を乗せたポップが効果的です。その商品のCMに出ている芸能人の写真も同様に効果的ですが、肖像権の関係で商業使用はできないので気を付けるようにしてください。どちらを選ぶにせよ、仕入れ値を以下に抑えるかがポイントです。家に在庫を置くスペースがあるのでしたら、卸売業者から買うルートを確保する事が望ましいものです。なお、自動販売機本体の価格は新品で150万円前後。中古品は状態に寄りますが、製品保証なしの物なら20万円以下。製品保証が付いたものなら、30万円~60万円ほど。ゴミは、自治体に応じた形で処分します。しかし量が多い場合は直接処分センターに持って行く方が良いでしょう。極端な量のごみを出す事で、近隣の自治体とトラブルになるのは避けたい所です。アルミ缶に関しては、1kgあたり130円ほどで業者が買い取ってくれます。

土地確保が売上アップのポイント

巣でのお話ししましたように、自動販売機の売り上げは立地条件に左右されると言っても過言ではないでしょう。駅前や繁華街などの土地所有者から土地を借りられる場合は、複数台を設置する事でより多くの収入を得ることが可能です。この場合、土地の賃料が別途で掛かります。しかし自動販売機のスペースを考えると、交渉次第では安く借りる事も可能でしょう。
まずは人が集まる場所で自動販売機が少ない場所、『ここにあったら売れるだろうな』と思える場所を探す事が大切です。普段から、そういった実業家視点で街を見る癖をつける事が不労所得につながってゆきます。

付加価値で売上アップを狙う

例えば、道端にポツンと自動販売機がある場合と、その自動販売機がテントなどで覆われている場合とではどちらを選ぶでしょうか。また、その自動販売機の隣にベンチなどの休憩スペースがあったとしたら?そのベンチが通常の横長の物でなく、カフェのような丸テーブル付の物だったらどうでしょうか?最近は商店街がシャッター通りとかしてきています。しかし全くお店が無いという訳でもないはずです。そういったところに、日よけとカフェ風の椅子とテーブルを置くことで、ちょっとしたオープンカフェのようなお洒落な空間があると目を引きます。近くに公園がある場合も同様です。場所に余裕があるのでしたら、こういった付加価値を付ける事が売上アップにつながってゆきます。こういうスペースを作る場合は、必ずこまめな掃除を。せっかくオシャレな空間を作っても、ゴミや虫の死骸などがあったら台無しです。また、落書きなどを防ぐためにも、フェイクでもいいので防犯カメラは必ず設置しておきたいところです。

まとめ

自動販売機というのは、不労所得の中でも最も手軽でリスクの少ないものです。しかもアイディア次第では売上アップも望めます。まずは、人通りの多い土地に一台設置してみて様子をよく確認する事から始める事をおすすめいたします。

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