インターネットが発展した現代。インターネットを活用して個人でビジネスを行なうことも当たり前になりました。その例のひとつが、輸入ビジネスと呼ばれるもの。
少し前まで、輸入ビジネスには数カ国語の語学力・現地渡航のための資金・現地の文化への知識などが必須でした。そういった意味で、非常に高い参入コストと高いスキルを要求されるビジネスだったのです。しかし、現代はインターネットさえあればほぼ世界中の人達とコンタクトが取れる時代。自宅に居ながら世界の商談相手とビジネスを進められるのです。今回は、輸入ビジネスの概要と、初心者にもおすすめする理由についてお伝えします。
輸入ビジネスは、海外から安く仕入れた商品を国内で販売すること。在庫の管理や発送作業などが必要ないことが多く、幅広い層の方が副業として取り組んでいることも知られています。まだまだマイナーな部類のビジネスのため、市場を開拓して利益を獲得できる副業として注目を集めています。
オンラインでの輸入ビジネスの場合、現地に渡航する必要がありません。また、実店舗も必要なく、ネットショップという非常に在庫リスクが少ない販売方法も可能です。つまり小資金で開業できるという事になります。必要な資金は、商品の値段(原価)や仕入れる個数によって違ってきます。後程述べますが、最初から買い付け金額がかさむような商品を扱うのはいささかリスクが高すぎます。個人で行う場合は10万円前後で始められる商材を考えた方が良いでしょう。
いざ輸入ビジネスを始めるにあたって、『何を売るか』が非常に重要になってきます。
商品選びの判断基準は幾つかあるので、以下に挙げていきます。
・洋書や絵本
・パワーストーン
・特定の地域の雑貨全般(ハワイ・バリ・北欧・西海岸など)
・スニーカー
・芸能人がしていたアクセサリーと同じ物
・流行の美容グッズや雑貨
反対に避けたほうが良い、輸入ビジネスに向かない商品の例も挙げます。ブランド物などの高額なものや、大きな商品は輸送中に壊れる可能性があるため、リスクが高いといえます。また、医薬品、武器など法的に個人輸入が許可されていないものも避けましょう。輸入ビジネスの売り上げは、扱う商品にかかっています。始めてから思わぬ失敗に直面することもあるので、事前によく勉強して慎重に選びましょう。
次に商品をどこで仕入れるかを考えていきましょう。一番ポピュラーな方法は、大手販売サイトからの買い付けです。AmazonやeBayなど、ほぼ世界で展開しているサイトもあります。また、業者直営サイトもあるようですが、現地語での登録が必要な場合もあるので注意しましょう。海外からの登録を受け付けていない場合は、現地にコネクションを作って代行を頼みます。あるいは、専門の代行業者を仲介して仕入れ先と交渉します。輸入ビジネスには、さまざまな情報を収集する力も欠かせません。
通常のビジネスなら、現地での直接買い付けや交渉を行なうなら、日常会話以上の語学力が必須となります。まずはビジネス英語、その国の公用語を習得する必要があるでしょう。
しかし、ネットを通して輸入する場合は中学卒業程度の英語力があれば十分です。メールでのやり取りですので、分からない言葉は翻訳サイトや電子辞書があれば十分調べられます。
そのため、最低でも中学生レベルの英語を復習しておいてください。
メールで買い付けの発注をしたとします。その際、日本の常識でものを考えてはいけません。
日本のように、発注するとすぐに企業が受注処理をして発送する…という国ばかりではないのです。発注した商品が届いたのが一か月後だった…なんて言うケースはよくあるようです。
・何日後に発送するか
・どのような輸送手段を使うか
最低でもこの2点は確認しておきたいものです。
さて、商品を買い付けたならば今度は販売になります。
その際もやはり便利なのがオンラインショップ。出店料もほとんどかからない上に、全国の人から見てもらえます。自分でサイトを1から作ることも可能です。しかし初心者にお勧めなのは、大手通販サイト内でのショップ。検索エンジンに引っかかりやすいため、宣伝費が少なくすみます。その際は事前に、大手販売サイトのアカウント登録とネット銀行の口座を用意しておきましょう。
いかがでしたか?ネット環境があれば始められるネットでの輸入ビジネス。コツはすでに述べたように、売れ筋の商品をつかむ事。そしてもう1つは毎日コツコツと続けること。
1日に1~2時間は必ず受注・発注・発送・販売サイトのメンテナンスに時間を割きましょう。やり方次第では大きな利益を出す事も可能です。あなたの人生を大きく変える事になるかもしれません。