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セミリタイア生活を上手に続けるためのポイント

悠々自適

セミ(半分)のリタイアとは、定年前に仕事量を減らして悠々自適な暮らしを実現するというもの。以前のセミリタイアについての記事では、用意すべき貯蓄や始める年齢の問題について触れました。しかし、いざセミリタイア生活を始めてみたものの、何かと問題が起きて結局辞めてしまう、という人が多いのをご存知でしたか?今回は、セミリタイアを上手に続けるためのコツについてご紹介していきます。

どんな生活環境を選ぶか

セミリタイア後の生活にとって、どんな場所で暮らすかは非常に重要です。環境面の選定によって、暮らしやすさに大きな違いが出るかです。選択肢として挙げられるパターンと、それぞれのメリット・デメリットについてまとめてみました。

・今の住居のまま

メリット :引っ越しの手間や費用が掛からない。住み慣れた土地という安心感がある。
デメリット:収入が減った場合でも維持できるかどうか。持ち家の場合は固定資産税や修繕費などの問題も考慮する必要がある。

・田舎暮らし

メリット :自然が好きな人には非常にお勧め。家賃、物価が安い。
デメリット:田舎特融の閉鎖的な人間関係に馴染めるか、事前のリサーチが必須。自家用車
が無いと生活が出来ないため、その費用が掛かる。インターネットがつながりにくいという難点も考えられる。

・都会暮らし

メリット :交通機関など、さまざまな面で利便性に富んでおり、娯楽が多い。
デメリット:家賃、物価が高い。また娯楽に関しては誘惑も多く、自制心が強くないと続かない。

・海外暮らし

メリット :選ぶ国によっては物価が安い。新しい土地での暮らしを楽しめる。
デメリット:物価の変動を受けやすく、安定が難しい。どの国を選んでも日本ほどの治安の良さと清潔さは望めない。知人のいない土地で生活する場合、孤独を感じることも。

予定変更を想定した資金準備を

セミリタイアに必要な資金は、始める年齢や、仕事で得られる収入、家賃や物価に左右されます。セミリタイアには、数千万の資金が必要ですが、普通のサラリーマンでそれだけの貯金をするのは難しいと思います。早いうちに環境に馴染めなかった場合、生活スタイルを修正するだけの余力を残した資金準備をしておく必要があるでしょう。前もってセミリタイア後にも安定した収入を得られる仕組みを作っておけば、多少の予定変更にも対応できます。一般的に、不労所得と呼ばれる投資・株式・不動産系の継続的な収入源を確保することをおすすめします。働いているうちから、知識と経験を積むことが必要でしょう。

お金より覚悟が必要?

ある程度のお金がたまっても、いざ新しい生活を始めるとなったら、なかなか踏み切れないという方もいらっしゃるでしょう。一度サラリーマンを辞めてしまっては、年齢的にも戻るのはとても難しいもの。ブランクがあるならばなおさらでしょう。何があっても一定の生活を維持できるという覚悟はありますか?いざとなったら生活を切り詰められる覚悟は?
それがストレスになってはセミリタイアをした意味がありません。セミリタイアにはもちろんある程度の貯金額が必要ですが、それ以上にセミリタイア後の生活をイメージして入念に準備し、覚悟を持つことも重要なのです。

仕事選びとインターネット環境

セミリタイアの場合は、完全なリタイアではなく、最低限の収入に必要な分だけ働くというスタイルになります。貯金だけでは心細いから働く場合は、現役時代の技術や知識を活かせる仕事がオススメです。その分単価の高い仕事を選択できるようになるため、少ない仕事量でもある程度の収入を見込めます。また、中にはインターネットを活用して仕事をしようと考えている方もいるかと思います。その場合、インターネット環境が整っているか確認しましょう。セミリタイアを始める場所が田舎の場合、まれにインターネット回線が繋がりにくい、そもそもインターネット回線が使えないという場合もあるので注意が必要です。

社会との接点を保つよう意識する

たとえ快適な生活を続けていられていても、社会との接点がまるで無いというのは非常に孤独なもの。そもそも自由に生きるということは、ストレスを避けられるということです。現役で働いていた時と違い、少しでも面倒だと感じる人間との接点をなくしても、生活に影響がありません。そのためか、セミリタイアした人の多くが社会との繋がりが希薄になる傾向にあるようです。その結果、世間の出来事や常識感覚のズレが起こり、次第に孤独になるというケースが発生するようです。定期的にボランティアに参加するなど、意識的に社会との繋がりを持つ機会をつくることで、精神的なバランスが保てるでしょう。

【まとめ】

時間とお金に余裕がある優雅な生活。適度に働き、適度に社会と接し、自由に生きるセミリタイアは多くの人の憧れです。後悔しないセミリタイア生活を送るためにも、自分に合ったライフスタイルを見つけられるよう、十分に準備しておきましょう。

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