世の中に詐欺師はたくさんいますよね。詐欺師の”ような”人もたくさんいます。
そんな人はネット上にもたくさんいて、ちょっと検索するだけで怪しい情報やサイトがたくさん見つかります。
「インターネットで収入倍増!」
「簡単なのにどんどん稼げます!」
「クリックするだけで副収入が!」
煽り文句を見ているだけだと「本当に?」と思ってしまいますね。
そして、驚くようなものが販売されていたりもします。
「書類を出すだけで国家機関からお金をもらえる方法」
「ただ寝ているだけで稼げる方法」
そんな情報が1万円という値をつけて売られていたりします。
実際に1万円払ってそれを手に入れてみると・・・。
「書類を出すだけで国家機関からお金をもらえる方法」は、生活保護や何かの受給について書かれていたりします。
「ただ寝ているだけで稼げる方法」も、認可されていない薬などを試してお金をもらう「治験」の紹介だったりします。
治験で薬のモニターになるなんて聞いてないよ!詐欺だ!と思う人もいると思います。しかし、条件が合えば実際にお金を手に入れることができる方法ではありますので、明確に詐欺とは言い難いかもしれません。難しいですね。
詐欺師や詐欺情報に対して、多くの人は「詐欺師だ」「人をだましてひどい」と思うでしょう。
でも考えてみてください。そういう情報を買う人も買う人だと思いませんか?
冷静に考えると、寝ているだけでお金が手に入るはずないですよね。
クリックするだけでお金が振り込まれるとかありえません。
寝てるだけの人、書類一通だしただけの人にお金を出したいって誰が思うでしょうか?
クリックしてくれたからお金をあげますって言う人がいるでしょうか?
お金を出す人の気持ちになればわかりますよね。
だまされる人はお金を出す人の気持ちを考えられてないのです。
ただ自分の都合だけを考えてるから「そんな簡単にお金もらえるの?すごーい!」と考えてしまうのです。
そんな風に楽して稼げる方法を夢見て詐欺情報を買ってしまう人がいるから、詐欺情報を売る人もいなくなりません。稼げないなら誰もやりません、稼げるから売り続けるんです。
詐欺情報に実際にだまされた人は、相手を恨んだり、落ち込んだりするでしょう。
でも、そこで視点を変えて「詐欺師から何が学べるか」と考えてみませんか。
「こんなやり方でもお金を稼げる」「こんなに中身のない方法でも稼いでる人がいる」ということが詐欺師からわかりますよね。それはつまり「そんな詐欺まがいのことでお金を稼げるなら、もっとちゃんとした商品を作れば、人に感謝されてお金を稼げる」ということです。
もちろん、中身のないものを同じように売れば詐欺師と言われてしまいますので、ちゃんと考えて人の役に立つ中身のあるものを出せばいいのです。
自分は人の役に立つ情報なんて持ってないと思う人も多いと思います。
でも、世の中色々な価値観を持つ人がいます。あなたの持つ情報は誰かにとって必要な情報かもしれません。
例えば、自分なりの仕事の仕方をまとめてみたり、主婦の方なら家事や子育てに関するちょっとしたアイデア、料理が好きなら自分なりのレシピ、地元の店などをまとめてみたりするのもいいですね。
そうやってまとめたレポートをネットで無料配布すれば欲しい人はダウンロードしてくれるでしょう。その際にメールアドレスを入力してもらうようにすれば、連絡先が手に入ります。そして、いつか本当に売りたいものができたときに、手に入った連絡先に案内を出せば、ただ無造作にネットで販売するより買ってくれる確率は上がりますね。そうして、ビジネスを始めることができます。
詐欺師から学ぶ、これはインターネットビジネスの話だけでなく、色々なものに応用できます。
ネットや新聞に出る色々な詐欺のニュースを見たら、それをまともなものに置き換えて考えて、ビジネスに応用すればいいのです。
自分は騙された、詐欺師が悪い、と自分が被害者・犠牲者と思っていては何も変わりません。
発送の転換をして、詐欺師からでも何からでも学びを得ましょう。
そうすれば、ニュースや新聞を見るのも楽しくなりますよ。