よくニュース番組で円の為替情報が報道されている画面をみたことがある人もいると思います。日々、為替は変動しており海外の為替を利用して上がるか下がるかを予想しその差分を収益として得るのがFXです。
さまざまな手法がありますが、FXは約9割が勝てない投資といわれています。
では、FXでは勝てない投資か?不労所得が得られないか?といえば決してそういう訳では無く勝つためにはテクニカル分析やファンダメンタルズ分析などに時間を掛けて自分なりの手法を身につければ、勝ちやすい投資方法ができます。極論をいってしまうと安いところで買って高いところで売れば投資は勝てます。それができないのでマイナスになる人が多いと思います。ただ、「リーマンショック」や「イギリスEU離脱」などの経済のビッグイベントが発生すると必ずといっていいほど為替相場が大きく動きます。下がりきったときに買って、レバレッジを掛けずに所持し続ければ勝てる可能性を上げられます。しかし継続的に不労所得を得られるかといわれると疑問が残ります。以下でFXは継続的に不労所得を得られる要素をもった投資なのかを考えていきたいと思います。
不労所得とは「それを得るために労働する必要がない所得のこと」(Wikipediaより)不労所得の意味を調べるとこのような意味となっております。
FXのトレード方法は「スイングトレード」「デイトレード」「スキャルピングトレード」と種類がありますが、どのトレード方法もチャートをみる時間に違いがあるものの売買する時間が発生しますし、分析として「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」と時間を使っているので果たしてFXは不労所得といるのかは疑問ではあります。FXには自動で売買をする仕組みもあるため購入するポイントさえ明確化できれば、継続的に収入を得ることはできる可能性はあります。ただ、急激に急上昇、急降下をするケースもあるため経済状況やポイントの見直しなどの作業は必要になってくるでしょう。ただ自分なりの手法を見付けられれば、再現した際にエントリーと決済を繰り返すだけなので、限りなく時間を短縮できるため、日中に仕事がある人でも行なえる作業ではあります。勝率を上げられれば、掛ける金額も上げられるのでFXを行う上での強みの一つであるレバレッジを掛けられるため、大きく勝てる要素もあります。生活費を稼げれば、専業として活動できる可能性も出てきます。
上記のように自分の手法を見付けるためには「テクニカル分析」や「ファンダメンタルズ分析」などに時間を掛けて手法を確立していく必要があります。では時間を掛けずに儲ける手法はあるのでしょうか?FXにはスワップポイントという仕組みがあります。対円でみた場合、トルコ、南アフリカなど日本の金利と比べて金利が高い国の場合は金利差を1日の所持数に合わせて差益分の利益をもらえる仕組みです。これだけ聞くと、上記の通貨を多く所持すれば儲けられると思われる方もいると思いますが、そんな簡単な話にならないのがFXの難しいところです。金利が高い国というのは世界情勢の影響を受けやすく、イギリスのEU離脱やアメリカの大統領選挙などの大きなニュースがあると投資家は安定通貨に投資する流れがあるので金利が高い通貨は通貨安になるため為替差損が発生します。スワップポイントは1日単位でもらえる金額は少額なため為替差損が大きいとマイナスになる可能性があります。スワップポイントをもらうためには、通貨を所持し続ける必要があるため予期せぬ被害を受けるリスクが発生します。
ただ、国がつぶれてしまう(デフォルト)自体が全くないとはいませんが可能性としては非常に低いので、下がっている期間もいつか上がると思って毎月コツコツと投資できれば、上がったときには「スワップポイント」と「為替差益」の両方を得られます。決まった期間で決まった金額をコツコツためることが好きな人に向いている手法といるでしょう。今までの通貨状況の実績からみて、現在の金額が最低金額を更新していれば仕込むチャンスかもしれません。
結果としてFXとしてはスワップポイントや為替差益を受けることで不労所得を得られる可能性はあります。ただ大きな金額を得るためにはリスクが高いため自分の手法を確立させるまで時間や手間を要することになりそうです。バランスを取って少ないレバレッジで長期的に投資を行うなかで投資金額を少しずつ増やすことでより大きい不労所得を得られる近道になりそうです。