ラグビーの五郎丸選手がキックする前の独特なポーズをすることで人気が出たのは最近の出来事ですね。ただこの言葉は昔から多くの人に活用され、スポーツだけではなくビジネスの世界でも活用されてきました。スポーツではイチロー選手やラグビーの五郎丸選手が利用していることは有名ですね。普段からルーティンを取り入れることで一連の動作を行なうことでどんなときであっても常に同じパフォーマンスを発揮されるように実施されることが多いようです。ビジネスにも取り入れられることがあるルーティンですが、取り入れることで発揮される効果とメリットについてご紹介したいと思います。
皆さんはその日の中で必ず行なっている作業はありますでしょうか?私は始めに今日行なう予定のスケジュールの確認と時間ごとの作業内容を洗い出す作業を始めに行なうようにしています。なぜルーティンを取り入れることが良いといわれているのでしょうか?ルーティンが良いとされる理由を3つご紹介したいと思います
自身もそうですが、毎朝に行なうことが決まっているとその作業を実施するまで無駄な時間が掛からないため作業効率が上がることが考えられます。決まり事がないと考えながら作業を行なうことになるため取りかかるまでに余計な時間を要してしまうことにつながります。
仕事もスポーツも精神的に追い込まれるとミスを引き起こしやすくなります。また、タイミングの悪いときにはミスが連続で起こる場合もあり、その際には続けてミスしたらどうしようと弱気になります。そのような精神状態では何度もミスをし続ける状態に陥ってしまうことも考えられます。そこで決まったルーティンを行なうことで気持ちにリセットを掛けられます。気持ちが落ち着けば、同じ作業であってもパフォーマンスが変わってくるでしょう。ただ、ルーティンを始めに実施している場合、始めのタイミングと別のタイミングで実施すると習慣化がされていないタイミングで実施するため想定した効果を得られない可能性もあります。
資格取得や受験、プロジェクトなどで長期間にわたって同じ作業を繰り返す必要がある場合は数多くケースとしてはあると思いますが、習慣化するのが苦手で1日休んでしまうと行なうことで気がめいってしまい、作業が止まるという経験はありませんでしょうか?この習慣化を行なうのにルーティンを活用するのです。ルーティンを資格勉強する前にペンを握る。プロジェクト作業を実施する前に全体のスケジュールを確認する。など何でも内容は構わないのですが、その作業を行なったことがスイッチとなり、本来やらないといけない内容に紐付けらえます。ペンを握ること、スケジュールを確認することが目標に変わっており難易度を落とすことで習慣化へのハードルを下げる役割を果たしているのです。
仕事をいざ行なうとなると今の仕事が好きな人は抵抗ないと思いますが、仕事に対してマイナスイメージを持っている人は取りかかるまでに時間が掛かる人もいるのではないでしょうか?毎日同じ作業を行なった後に仕事を取りかかることで、その作業を行なったときにスイッチが切り替わりやすくなり仕事への抵抗が和らぎます。またルーティンを行なうことで、平常心で作業を行なえるようになるので、仕事のパフォーマンスを向上できます。ただ、ルーティンを習慣化するのは時間の掛かる作業です。今まで取り入れてこなかったエッセンスを入れようとしているのですから当然です。また、作業の中にはルーティンワークにして効率化を図った方が良い作業とルーティンワークにせずに自分の意志を考えて伝えることが必要な作業もあるため必ず全てをルーティンワークにするのではなく、バランスを考えて切り替えしていく必要があります。
確かに集中力を増す効果や効率的に作業を実施できるようになることは必要でありビジネスにおいて効率を求めることは必要でしょう。習慣化するためには時間が掛かりますのでなかなか変化がすぐに見えてこないことも。また人それぞれやり方があるので、難しさもあります。焦って実施せずにじっくり浸透するように行なっていく必要があるようですね。